新型フォレスターは、SUVの中でも標準的なサイズで、「ミドルサイズSUV」という括りの車種になっています。コンパクトSUVよりはサイズが大きく、排気量も2.0Lを超える車種が多い為、アウトドアや大きな荷物を積んだりすることにより優れたものになります。
 
新型フォレスターはアウトドアやアクティブシーンで活躍することはもちろん、安全性能や運転のしやすさなどにも考慮されており、現在とても人気でモデルチェンジの際には話題になる車種なのです。
 
今回はそんな評価の高い新型フォレスターの車体サイズを詳しくご紹介していきます。他のSUVの車とどのくらいサイズが異なるのかもご紹介するので、ぜひ参考にしていってくださいね。
 

■新型フォレスターのサイズについて

引用元:https://www.subaru.jp/forester/forester/

それではまず、新型フォレスターの車体のサイズや車高、車幅などを詳しく見ていきましょう。これを見ればきっと、新型フォレスターの機能性にも気が付くことが出来るかもしれません。

・新型フォレスターのサイズ

引用元:https://www.subaru.jp/forester/forester/

 

  • 全長:4625mm×全幅:1815mm(全グレード共通)
  • 全高:1715mm(Touring・Premium)・全高:1730mm(X-BREAK)・全高:1715mm(Advance)
  • 室内長:2110mm(Touring・Premium・X-BREAK)・室内長:2100mm(Advance)
  • 室内幅×室内高:1545mm×1270mm
  • ホイールベース:2670mm
  • 最低地上高:220mm

 
新型フォレスターは4種類のグレードによって、多少全高と室内長が異なることが分かります。室内長は2000mmを超える広々とした室内空間で、5人乗りでは十分な広さと言えるでしょう。

・新型フォレスターの「最低地上高」って何?

引用元:https://www.photo-ac.com/

サイズをよく見ると、車幅や車高などは、何となく分かりますよね。しかし、カタログの諸元表などにもよく目にする「最低地上高」とは一体何なのでしょうか?
 
あまりよく分からない良い方も多いと思います。この少し聞きなれないサイズ用語を知るだけで、新型フォレスターの具体的なサイズ感やイメージが湧きやすくなりますよ。
 
では「最低地上高」ですが、基本的には”マフラー”や”サスペンションメンバー”といった車体底の一番低い部分と地面の間を計測し、その間隔が9センチ以下だと車検には通らず、ダウンサスや車高調などをする場合には注意しなければいけません。
 
ちなみに新型フォレスターの最低地上高はノーマル状態で「220mm」となっているので、9センチ以上地面との間隔が確保できているということになります。
 
他の車種を見てみると、同じスバル車の「レヴォーグ」は、最低地上高が140mm程で、車高がもともと低い事から最低地上高も低いという事が分かります。新型フォレスターは、レヴォーグと比較しても車高が高めなので、最低地上高もかなり高めとなっています。

・新型フォレスターの「ホイールベース」って何?

引用元:https://www.photo-ac.com/

最低地上高が分かったところで、もう一つよく目にする事が多い「ホイールベース」とは何なのでしょうか?こちらも実は、意味が分かると他の車種のサイズを見るときにもイメージが湧きやすいので、覚えておいて損はありません。
 
「ホイールベース」とは、車を真横から見た時、前輪の中心から後輪の中心までの長さの意味を指しています。
 
国産車のほとんどの車は、操縦時の安定性や居住性を重視していると考えられ、ホイールベースを出来るだけ長く設計し、前後のタイヤが車体の隅に近い所へ配置されています。
 
その為現行の車がマイナーチェンジやモデルチェンジをする際に、車体サイズは前回と同じだけど、室内空間を広くするためにホイールベースを長くするといったこともよくありますね。
 
新型フォレスターのホイールベースは「2670mm」となっており、居住空間はかなり広く、足元にもだいぶ余裕があることが数字だけでも分かります。

■新型フォレスターと競合車SUVとのサイズの違いは?

引用元:https://www.subaru.jp/forester/forester/

では、新型フォレスターは、他社の競合車SUVとのサイズ感はどのくらい異なるのでしょうか?
 
一部の競合車SUVと比較してみましょう。

・マツダ「CX-5」

引用元:http://www.mazda.co.jp/cars/cx-5/grade/?link_id=sbnv#cx-5

マツダ「CX-5」は、新型フォレスターよりもグレードの数が多く、排気量のバリエーションも2.0L、2.2L、2.5Lと3種類もの展開がなされています。
 
主なサイズは下記の通りです。
 

  • 全長:4545mm×全幅:1840mm×全高:1690mm(全グレード共通)
  • 最低地上高:210mm
  • ホイールベース:2700mm

 
車体のサイズは新型フォレスターが若干大き目ですが、ホイールベースは30mm程「CX-5」が長くなっています。最低地上高は「CX-5」が10mm程低く、見た目のずっしりとした感じは、CX-5の方がありそうですね。

・トヨタ「ハリアー」

引用元:https://toyota.jp/harrier/?padid=ag341_from_harrier_navi_top

ハリアーは、新型フォレスターと同じく2.0Lと2.5Lの展開があり、2.0Lはガソリン車、2.5Lはハイブリッド車となっています。
 
主なサイズは下記のとおりです。

  • 全長:4725mm×全幅:1835mm×全高:1690mm(全グレード共通)
  • 最低地上高:160mm(ガソリン車)・175mm(ハイブリッド車)
  • ホイールベース:2660mm

 
新型フォレスター、CX-5と比較しても外観のサイズ感は、ハリアーが一番大きいと感じるかもしれません。そして最低地上高も3車の中では最も低く、車体サイズは大きくかつずっしりとした印象は強いと思います。
 
ホイールベースは新型フォレスターとほぼ変わらないので、居住空間も同じくらいと考えて良さそうですね。

■新型フォレスターのサイズについてのまとめ

引用元:https://www.subaru.jp/forester/forester/

いかがでしたか?今回は、新型フォレスターのホイールベースや最低地上高など、サイズに関する情報を詳しくご紹介致しました。
 
ホイールベースや最低地上高をはじめ、どの部分のサイズのことを指しているのかが分かれば、実車も見なくてもイメージが掴みやすく、他車との比較もしやすいですよね。車体のサイズは足元の空間がどのくらいなのか、大きな荷物は積めるかなどが気になる方は、必須の知識かと思います。
 
室内空間は車体サイズで決まるのではなく、あくまで「ホイールベース」であること、「最低地上高」は地面と車体の底部分の一番低い部分を指すということがお分かり頂ければ具体的に車のサイズや状況を知ることが出来ます。
 
ぜひ、サイズにも注目して新型フォレスターを他車と比較させてみてください。きっと新型フォレスターの新たな魅力を知ることが出来ますよ。